没入型聴覚ディスプレイ「音響樽」

音響樽内で適切に制御された音圧信号を生成するためには、逆システム設計が重要となります。まず、音響樽の内部の96chスピーカと受聴位置に設置したフラーレンマイク(80chマイクアレイ)との間のインパルス応答を計測します。次にインパルス応答の逆システムを周波数軸上で計算します。逆システムが適切に設計されれば、原音場でフラーレンマイクを用いて収録した三次元波面は高い精度で音響樽内で再現されます。しかし、インパルス応答が複雑になれば逆システムの性能は低下します。例えば音響樽内が響きすぎたり、平行な壁面間でのフラッターエコーが生じたりする場合は、インパルス応答の時間構造が複雑となり、逆システムが設計できても、十分な再現精度が出せません。音響樽はそのような逆システム設計の可能性を高めるために形状および内装が設計されています。

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