概要
3D音波を頭部周囲に生成することを目的として、直径約45㎝の球領域を囲む境界面上に80個の無指向性マイクロホンを配置します。炭素の分子結合の一つであるC80フラーレン分子構造と同じ形状のフレームの節点に各マイクを設置することにより、マイクの均等配置と剛健な力学構造を実現しました。

境界音場制御の原理に基づけば、ある領域を取り囲む境界面上の音圧信号を収録し、他の場所で同じように境界面上で音圧信号を再生することができれば、その領域内の音の三次元波面が再現されます。頭部周囲で音場を生成することを目標として、直径約45cmの球面上に均等にマイクロホンを配置するためにC80フラーレン分子構造の形状をマイクロホンフレームとして採用しました。80chの無指向性マイクロホンを、C80フラーレンと同じ形状のフレームの節点に取り付けることにより、80個のマイクロホンが均等配置され、剛健な力学構造のマイクロホンアレイを実現しました。